島を代表する美術工芸品「石垣焼の世界」
黒に映える石垣島の海のような青。
旅の思い出に島の食材を盛り付けて、大切な人との時間をお過ごしください。
いまから時代を遡ること約900年。中国は南宋の時代。
この時代に頻繁に作られた茶碗が天目茶碗です。
中でも最高級とされ国宝にも指定された世界にたった3つの現存する器が曜変天目茶碗です。
天目茶碗は室町時代に日本に入ってきおり、南宋の滅亡とともにその制作技術も失われた貴重な希少品とされていました。
天目茶碗は7種あるといわれていますが7種類の天目茶碗のなかで、曜変天目に次いで素晴らしいとされているのが、この油滴天目茶碗です。
石垣焼の発祥の地。その実は与論島。
現在の当主「金子晴彦氏」の父親「金子喜八郎氏」によって「よろん焼」として誕生した窯元が石垣焼の前身です。
氏によって開発されたのは当時技術的に不可能と言われた天目茶碗とガラス質の融合。
この技術により石垣焼独特の海のグラデーションを表現した輝きが生まれました。
石垣島で新たな工芸品として1999年に発祥したのが現在の石垣焼窯元「石垣焼」となります。
石垣焼の最大の特徴は何といっても油滴天目茶碗の美しさと石垣島の海の色を表現したガラス質の紋様のグラデーション。
この発色はもはや芸術品としか呼べません。茶碗に飲み物を注ぐと油滴天目の成分が光を屈折させ金色に輝きを放ちます。
ぜひ石垣島の代表的な飲み物、さんぴん茶を石垣焼に注ぎ、色の変化をお楽しみください。
石垣焼ヴィラの客室では貴重な石垣焼の湯飲み、ビアグラス、小皿、大皿、デザート皿を備品として備え付けており、ご宿泊のお客様はご自由にお使いいただけます。
特別な食器を使った客室でのご飲食で旅の思い出つくりにご利用ください。
「石垣焼ヴィラ」では、琉球伝統色の紫で内装を統一。 川平湾を映したような美しい青の石垣焼の食器を備えています。