不思議な癒し効果 ヤギセラピー
ブルーオーシャンリゾートには除草係 兼 お客様係のヤギたちがいます。
みんな人が大好きなので、お客様を見かけると遊んでほしくて(おやつを欲しくて?)鳴いて呼びかけます。
ひとことでヤギと言っても、見た目も性格もみんな違う個性を持っていますので、ここではそんな彼らを写真付きでご紹介。
ぜひ、お泊りの際は彼らとの触れ合いもお楽しみいただければ幸いです。
ヤギファミリーのご紹介
ユイ(メス/除角済)
誕生日:2月24日
性格:マイペース
ブルーオーシャンリゾートの紅一点。嫌なことはカラダ全体を使って拒否する頑固な面や、飽きっぽく同じ葉っぱを食べつづけない気まぐれさを見せたかと思いきや、すり寄って添い寝してくれる可愛い面も併せ持つ天然小悪魔。子供の頃からマールとごはん争奪戦をしていたためオスヤギたちにも負けない逞しさもあり。
チャームポイント:優しい目、垂れた耳
好きな撫でポイント:顔(頬、頭)
マール(オス/去勢・除角済)
誕生日:2月17日
性格:やんちゃ
遊ぶ事が大好きで、人が近くにいると喜んで寄ってくる。ユイが見えなくなると鳴いて主張する愛妻家にも関わらず、ごはんの時だけヤギ(人)が変わって俺様になる。除草部隊の切り込み隊長で働き者。
チャームポイント:薄茶の牛柄模様、ぽってりボディ
好きな撫でポイント:肩、脇腹、ツノ周り
ユイと合わせて『ゆいまーる』
沖縄の言葉で”助け合い”からいただきました。ゆい=結ぶ、まーる=巡るという個別の意味もあります。
お客様とのご縁が結ばれて、また巡り合えますようにという願いを込めています。
ティーダ(オス/去勢・除角済)
誕生日:7月21日
性格:寂しがり屋
人が大好き。撫でられるのも大好き。ハグされるとちょっと落ち着く。好奇心も旺盛で見た目や性格はマールに似ている。近くに人が来てくれると安心して仕事(除草)をする。ユイやマールに負けず、ごはん争いに挑んでいくチャレンジ精神の持ち主。
チャームポイント:強く人を呼ぶときにひっくり返る独特な鳴き声
好きな撫でポイント:顔(頬、顎下)、お尻
沖縄の言葉『てぃーだ(太陽)』からいただきました。
ラヴィ(オス/去勢・除角済)
誕生日:7月21日
性格:マイペース&慎重
ゴーイング マイ ウェイな食いしん坊。見た目も性格もユイに通じるものがある。ママ譲りのスリムな骨格のため、生後3ヶ月経ってもフェンスから顔を出せ(ティーダは早々に出せなくなりました)外の葉っぱをずっと食べている。慎重派な面があり、寄ってきても撫でようとするとフイッとかわされたりする。ブラッシングはお気に入りで、手を止めると「もっとして」と催促される。ユイやマールのことはちょっと怖い(?)のか近づいてくるとサッと離れる。
チャームポイント:鼻や耳の中を含むマーブル模様、垂れた耳
好きな撫でポイント:しいて言うならば脇腹
ティーダと合わせて『てぃーらぶい(てぃーだんぶい)』
沖縄の言葉で”ひなたぼっこ”からいただきました。
当館を訪れたお客様がひなたぼっこをした時のように、ぽかぽかと温かい気持ちで過ごせますようにと願いを込めました。
やぎ日記
日々、ブルーオーシャンリゾートで自由に過ごしているヤギたちの日常を写真や動画でお届け。
お気に入りの写真や動画がありましたら、ぜひ、コメントやシェアして教えてください。
お客様にお楽しみいただける内容アップデートの参考にさせていただきます。
ヤギの食べ物
ご滞在中はヤギたちと自由に触れ合いが出来ます。
葉っぱをあげたり、撫でたり、ぜひ、いっぱい遊んであげてください。
敷地内にはヤギの大好物からNG(毒草)まであります。
下記の内容を参考に、草花を摘んで差し出してみてくださいね。
ヤギが好きな草、葉っぱ
独特な愛嬌のある顔をするヤギたち。葉っぱを食べる姿は癒されます。
- 桑の葉
- バナナの葉
- ハイビスカスの葉
- センダンの花
嫌いな草、葉っぱ(毒草)
原則としてマメ科がNGなヤギたち。そして、人間でも毒になるクワズイモもNGです。
- クワズイモ
- バタフライピーの実(種)
- その他、豆っぽい種子
エサやりのポイント
「触れ合いしてみたいけど、どんな感じなんだろう?」「ちょっと怖いかも」そんな方もいらっしゃると思います。
ここではヤギ飼い4年目。すっかりヤギ好きになったスタッフが、安心して楽しくヤギと触れ合うためのポイントをご紹介します。
触れ合いポイント1|葉っぱ物は1枚ずつ差し出す
ヤギたちは食欲旺盛。
まとめて葉っぱを見せようものならば、バクッとまとめて食いつき、あっという間になくなってしまいます(笑)
長く楽しみたい場合は1枚ずつ、少しずつあげるのがオススメです。
触れ合いポイント2|柵越し or ロープの長さギリギリの距離をキープする
ヤギたちは好奇心も旺盛。
目の前にごちそうが飛び込んで来たら、スイッチオン。
「それくださいー!」と飛びかかってくる場合もあるので、初めて触れ合う時は、適度な距離で葉っぱを差し出すことをオススメします。
晴れた日には草刈りの仕事に出るヤギたちですが、朝夕や雨が降りそうなときはヤギ小屋にいます。小屋の周りには柵がありますので、特に小さなお子様は柵越しのタイミングで触れ合ってみてくださいね。
ご予約の参考にプチ情報
当館には客室が2棟あるのですが、ヤギ小屋が近いのは『琉球ガラスヴィラ』です。
琉球ガラスヴィラのプールサイドからはヤギ小屋が見えますので、小さなお子様がいて、ヤギとの触れ合いしてみたいなぁという場合は『琉球ガラスヴィラ』でご予約いただくと、ほんの少しの違いではございますが触れ合いがしやすいかもしれません。
※もう1棟の『石垣焼ヴィラ』は当館敷地でいうと端のお部屋になります。プライベート感を優先したい方には『石垣焼ヴィラ』がおすすめです。
ヤギの豆知識
ここでは触れ合う時の参考になることから雑学までヤギ全般の特性や特徴をご紹介。
ヤギとは
ウシ科ヤギ亜科ヤギ属の動物の総称です。あまり深く考えていませんでしたが、牛と同じカテゴリーでお仲間。そういえば、仔ヤギを人口哺乳するときは仔牛ミルクをあげていました(ヤギは牛ほどメジャーではないので専用製品がほぼありません)。
同じように角がある動物でも、シカはシカ科という別カテゴリー。「山羊(やまひつじ)」と書くだけあって、羊とはウシ科ヤギ亜科ヒツジ属という近縁の仲。
ヤギのツノ
ヤギは雄雌関係なく角があります。一部、産まれながらに無角のヤギさんもいますが、だいたいは有角が多いです。
鬼のような直線的なツノの子、内側にクルッと曲がるツノの子、木の枝のように外側に広がるツノの子など、種や個体差により様々です。
そんなヤギたちの個性の1つと言ってもいい角なのですが、草食動物のヤギたちが身を守るための武器でもあるため時には事故や怪我のもとになることも。
小さなお子様も遊びに来るブルーオーシャンリゾートでは安心して触れ合い、そして私たちが一緒に暮らしていくため、仔ヤギの頃に角芽(つのめ)を取る「除角(じょかく)」を行っています。
除角(除角)
生後7~10日を目安に電気除角器(デホ-ナー)を使って角芽を焼ききります。薬品(苛性カリ)を使ってやる方法もあるのですが、うちの子たちはみんな電気ゴテで除角を行いました。
ヤギの角には神経や血管も通っているため痛覚があります。それを焼くので当然ながら痛いです。ティーダやラヴィは麻酔をかけて獣医さんに施術を行ってもらいましたが無痛とはいかず、角芽を取る瞬間に痛々しい声を上げていたのは忘れられません。
心は痛むものの、将来的にお互いが安心してブルーオーシャンリゾートで人と暮らしていくために除角をしてもらいました。みんな頑張った!えらい!
ヤギの寿命
色々な説がありますが、だいたい平均寿命は10~15歳(18歳という記録もあり)。
初乳が飲めれば第一関門突破なのですが、経験上、1歳頃までは油断ができません。初乳を飲んだ翌日に育児放棄されてしまった仔とは生後25日で悲しいお別れを経験しました。
育児放棄というと大事に聞こえますが、ヤギ飼いの先輩たちに聞くとヤギの世界では珍しくなく、「他人の臭いがついた、本能として生命力の強い子だけを育てるから」など色々な理由で育児をしなくなることが多々あるそうです。