波打ち際の笑い声と、雨のあとの緑のにおい
こんにちは。ブルーオーシャンリゾート石垣島で、SNS更新、メール対応、ヤギのお世話から草刈り機での植栽メンテナンスまで、いろいろ担当している「すーさん」です。
ちなみに、「さん」は敬称ではなく名前の一部です。
海外のお客様と接する際にスーザンと響きが似ていることから、名前として親しまれるよう「すーさん(呼び捨て)」で名乗っています。
6月の石垣島は、梅雨明けとともに自然がぐっと活気づいてきます。今週も、海や畑、庭先の小さな生き物たちと過ごした日々。お客様の笑顔や、ヤギたちの背中越しに見える空の色に、季節のうつろいを感じる毎日でした。
2025年6月8日~6月14日の気候情報
- 日中気温|27℃~32℃
- 服装|日差しが強く、半袖でちょうどよい陽気。屋外では帽子や日焼け対策をお忘れなく。にわか雨のある日もあったので、折りたたみ傘があると安心です。
ピカピカの竿とキラキラの笑顔
この週の始まりは、海辺での釣りガイドからスタート。
釣り好きだというお孫さんを連れて三世代ファミリーで遠路はるばる海外から遊びに来てくれました。
さらに、張り切って新品の釣竿まで用意してきてくれたのだとか。
釣り好きとしては、新しい竿を選ぶときのワクワク感もとっても分かるので、きっといろいろ悩んで相棒を選んできたんだろうなと思うと、釣りガイドにも熱が入ります。
もともとトラウト釣りをしていたというお孫さん、キャストの腕前はさすがでセンスがよい。狙うポイントを教えた後は見事なフォームで海へとエサを投げていました。
そして釣り上げたのは、石垣島の海ではおなじみのミーバイ。
喜びの声と笑顔が、波音といっしょに浜辺に広がりました。
連泊だったので「明日も早朝から行くだろうなぁ」と笑っていたおばあちゃんの言葉も印象に残っています。
この自然に夢中になって満喫してくれることが、何よりうれしいのです。
ナマコは英語で何という?
インリーフでの釣りを楽しんでいただいた翌日。
釣り好きのお孫さんのリクエストで今度はリーフエッジ(上級コース)の釣りガイドへ。
リーフエッジへ向かう道中でのこと、潮が引いた浜に現れたナマコを見て、お客様が教えてくれた英語は「Sea Cucumber」。
最初は聞き取れず「キュウカンバー?……きゅうり?」と戸惑ってしまいましたが、「そうそうキュウリ!似ているでしょ?」と。
たしかに、そう言われると似ているような……?
国や文化が違えば、例え方もいろいろ。
何気ないひと言が、学びの種になるんだなあと実感した、穏やかな午後でした。
効率化のプロ集団 ミツバチ隊
さて、6月2週目ともなると梅雨も明け、庭ではサンサンの陽射しを受けて、ミツバチたちが忙しそうに飛び回っています。
足にはたっぷりの花粉団子。
どうやらこれが、ローヤルゼリーやハチパンの原材料になるとのこと。
食料調達もしつつ、加工して保存食も作りながら働く超・効率家なミツバチたちには、ただただ感心するばかりです。
それはそれとして、『養蜂』いつかやってみたいなぁと、せっせと働くミツバチたちを見つめながら思うのでした(養蜂に詳しい方、ぜひご教示ください)。
熟れごろバナナと先客のくちばし
自家栽培しているバナナ、お客様の収穫を待っている間に黄色く色づきはじめてしまいました。
島ではバナナは青いうちに収穫し、室内で追熟、黄色くなってシュガースポットといわれる黒い斑点が出てきたら食べごろです。
ちなみに驚かれる方も多いですが、全体が真っ黒になってから食べるおじぃやおばぁもいます。
そんなわけで、青い時期を過ぎ、ほんのり黄色くなり始めたバナナには、すでに鳥たちのくちばしの跡が……。
さすがは野生のプロ、収穫タイミングを見事に先取りされてしまいました。
昨年はあまり実をつけなかったバナナたちも、今年は少し復活の兆し。
追加の株も元気に育っています。
毛並みと潮風と私
この週のヤギ除草隊はポンポンのお腹がひときわ目立っていました。
けっして太ったわけではなく、今日一日、しっかり働いた証。
梅雨の間に伸びきった草たちも、あっという間にきれいになっていきます。
除草隊としての任務も立派に果たしてくれましたが、最近ちょっと気になっているのは毛のパサつき。
そろそろ潮風を流してあげるタイミングかもしれません。
○○泥棒、現る
チェックアウトとチェックインが重なる忙しいとある日のこと。
ヤギたちを出動させ、掃除をして、お客様を迎えて……と動いていたら、あっという間に夕方に。
気づけば、あの有名な泥棒が私の大切なものを奪っていきました。そう『時間』です。
彼は足音も立てず、気配も悟られず、サッと現れ、スッと去っていきました。
皆さまも、どうぞ時間泥棒にはご用心ください。
あせらず、のんびりサンダンカ
最後は、庭のサンダンカの話題を少し。
沖縄三大名花のひとつですが、なぜか管理棟に植えたこの子たちはのびのび成長……とはいかず、背丈もひかえめ。
潮風のせいか、それとも性格なのか。
まあ、ここは石垣島。
ゆっくり、のんびり、大きくなってくれたらそれでいい。
そんな気持ちにさせてくれるのも、島の自然の力かもしれません。
来週もまた、自然と人との間で見つけた風景を綴っていきたいと思います。
35秒でこの1週間を振り返り|ショート動画verはこちら
頑張って作成中!公開まで、もう少しお待ちください。