台風が過ぎて、島は少しだけ深呼吸。
台風4号が過ぎたあとの石垣島。
しとしと雨がプルメリアをうるおし、風に揺れるバナナの葉が「やれやれ」と肩を落としているようにも見えました。
虫たちも静かに活動再開。雨上がりのバナナガーデンには、見慣れぬ青いシマシマのコシブトさん(詳しくは本文で)。
雨が止んだあとは、空と海と山がまるで「ちょっとリセットしよう」と言ってるみたいな、そんな1週間でした。
さて今回は、その“静かな再始動”を迎えた石垣島の日々から、植物とヤギたちの夜の冒険の様子をまとめてお届けします。
2025年7月6日~7月12日の気候情報
- 日中気温|27℃~32℃
- 服装|半袖+日除けアイテム(帽子やアームカバー)+雨の日は軽量レインウェアがあると安心。日差しと雨が入り混じる1週間でした。
このブログを書いている人|すーさんの紹介
こんにちは。ブルーオーシャンリゾート石垣島で、SNS更新、メール対応、ヤギのお世話から草刈り機での植栽メンテナンスまで、いろいろ担当している「すーさん」です。
ちなみに、「さん」は敬称ではなく名前の一部です。
海外のお客様と接する際にスーザンと響きが似ていることから、名前として親しまれるよう「すーさん(呼び捨て)」で名乗っています。
プルメリアとしとしと雨の午後
2025年7月6日(日)|雨
台風4号の影響で久しぶりにシトシト雨が降っていた週のはじまり。
最近のギラギラ太陽で日焼け気味だったプルメリアも、これで肌に潤いを取り戻すに違いない。
バナナの水やりも今日はお休み、ヤギたちも屋外仕事はお休み。
お客様のお出迎えはあるものの、なんだか、まったりとした空気に包まれスタートです。
桑の葉をめぐるヤギたちの夜の冒険
2025年7月7日(月)|くもり
本当にあった怖い話(?)
朝、オーナーが目を覚ますと、そこにはいるはずのないヤギたちが(しかも、お腹ポンポン)
事の真相は、なんてことはない。昨夜、バタバタとヤギたちにご飯をあげた私は、どうやらヤギ小屋のロックをし忘れたようです(汗)
幸い、被害は管理棟テラスに伸びていた桑の葉のみ。
ハゲた桑の木には申し訳ないけど、大きな被害がなくて良かった。
今回の台風4号は南風が強く、市街地側は海も荒れていたのですが、北部エリアは風も海も静かでした。
お客様もBBQや海遊びができて、ほっと胸をなでおろしたスタッフ一同なのでした(滞在中雨が続くと、本当に心苦しい)。
風に揺れるバナナとラヴィのフレーム劇
2025年7月8日(火)|くもり
北上した台風に風が引っ張られて、むしろ前日より風が強かったこの日の石垣島北部。
その様子を伝えようと撮影していたらラヴィがフレームイン。
そのまま、反芻を始めてずっと画面下に謎の毛山がある素人感満載の動画をストーリーズに流しました。
顔を入れたくてカメラを向けるとフレームアウトするのに、写ってほしくない時にはフレームインしてくる。
かわいいけど、可愛くない。可愛くないけど、かわいい。
結局ヤギたちの手の上で転がされているお世話係です。
ムラサキフトモモと名も知らぬ実の誘惑
2025年7月9日(水)|晴れ
この実なんの実、気になる実、パート2。
ブログトップのこちらの実。正体が分からなかったのでGoogleレンズ先生にきいたけど、「ムラサキフトモモです・クサミズキです・バクチノキです」とコロコロ意見を変える迷走っぷり。
わたしは!この実が!食べられるか!知りたいんだレンズ先生!と必死の思いむなしく、正体不明のまま。
(良い子は、知らない実を食べようとしちゃダメです)
優秀な植物博士さんが見ていたら、ぜひ教えてください。
石垣島に来て早5年。当たり前にそこにある植物たちのことを、意外と知らないな、知りたいなと思うこの頃です。
月桃の花とアオスジコシブトハナバチ
2025年7月10日(木)|雨
バナナガーデンの片隅に、綺麗な状態で咲く月桃を見つけたので撮影していたら、「ちょいと失礼!」とフレームインしてきた彼。
よく見かけるミツバチたちとは違った丸い青いシマシマのお尻。
調べたところ『アオスジコシブトハナバチ』というらしい。
いるよね、こういう見た目まんまの名前をつけられる生き物。
縞模様の馬でシマウマとか、白い熊でシロクマとか、メジロ、シロハラクイナなどなど。
それにしてもコシブトなんてレディだったら失礼しちゃう(?)と思うのは私だけでしょうか。
アオヒトデ、浅瀬で大の字になる
2025年7月11日(金)|晴れ時々くもり
目の前の海の浅瀬でひときわ目を惹くアオヒトデ。
海の中で仰向けに大の字になるのはどんな気持ちなのかなぁ。
(彼ら的にはうつ伏か)私の予想ではとっても気持ちいいはず。
海の底から見る海面は綺麗だから、道具も無しに、その景色が見れるのは羨ましいです。
(彼らはうつ伏せなんだけども)
於茂登山を滑る雲の影
2025年7月12日(土)|くもり時々晴れ
於茂登山(おもとやま)の表面をスーッと滑っていく雲のカゲ、まるでアニメーションの世界のような、そんな何気ない自然の動きに見惚れてしまうことがあります。
でも、こういう瞬間に気づけることは、とても贅沢だなぁと思うのです。
ヴィラの屋上にあがると、つい海に目がいってしまうのですが、よろしければ、振り返って山の風景にも注目してみてください。
雨粒が去れば、またギラギラ太陽がやって来る石垣島。
でも雲の影が山を滑る一瞬や、ヤギたちの“静かな脱走劇”を思い出すと、ちょっと笑えて、ちょっと反省して。
ロックはちゃんとかけつつ(今度こそ!)、また新しい出会いや気づきを、ゆるっと拾い集めていきたいと思います。
今日の石垣島の様子はInstagramのストーリーズでチェック
35秒でこの1週間を振り返り|ショート動画verはこちら
頑張って作成中!公開まで、もう少しお待ちください。
前回のブログはこちら:
2025年7月5日|石垣島の夕焼けとオリオンビアフェスタの話